Mac上のPythonにGTK+3をインストールしても動作しない問題について

最近のMacには、購入時のOS上にすでにPythonがインストールされています。ただし少々古い(Ver2.7とpython3がプリインストールされている)

ですので、大抵の場合は、HomeBrewというパッケージインストーラーか、最近では、アナコンダというPython環境をインストールすることが多いでしょう。

じつはこのアナコンダをインストールすると、Pythonの環境がこれ専用になってしまいます。インストール後は、Pythonはアナコンダの環境の物が動作するようになってしまうのです。

で、一方GTK+3のインストールの推奨は、HomeBrewでのインストール説明がとても多いというかほとんどそれなのです。ですので、HomeBrewの予定した場所にはGtk+3はじつはインストールされているのです。

しかし、Pythonを実行するとアナコンダ環境のものが動作するので、Gtk+3関連のパッケージがないよというエラーになっていると思われます。

現状ここまでは解析出来ていますが、どのように解決すればいいか思案中です。

アナコンダ用のGtk+3が出るのを待つか、全てをHomeBrewの環境にとういつするかですね。

解決法をご存じの方がいましたら、ご教授願いたいです。^^;

それに、リナックスの環境ではちゃんとインストール出来るようですので、仮想環境にリナックスをインストールしてその環境でPython+Gtk+3を実行するという選択肢の方も多いのかもしれませんね。

【追記】原因が解り、解決出来ます。
原因はMacにはPythonがプリインストール(しかもPython2.7とPython3 ※1)されているからです。これにAnnacondaでPython環境をインスコすると、今度はAnacondaが優先されるようにパスが書き換えられます。でPython3がAnacondaのものが立ち上がるわけです。

いっぽうHomeBrewでインストールする場合、Brew指定の場所になります。なので、インストール場所を、「brew info python」 で調べなければなりません。

pythonに続けて、「brew install gtk+3 pygobject3」としたときに、インストールされる場所も、当然ですがHomeBrewで指定された場所になるのです。故に、AnacondaやプリインストールされていたPythonでは、ライブラリやフレームワークがどこにあるか見つからないことになります。パスが違うからです。

大事なのは、HomeBrewでインストールした最新のPython3の実行パスを、Unixのシェルにexportしてパスの先頭に加える必要があるのです。

これをやっても、Anacondaのような開発環境には影響はないでしょう。

でもこれでGTK+3の開発がターミナル上で行えるようになったはずです。

※1)Python3は起動しようとすると、自動でXCodeのコマンドラインツールで、Unixのパスのあつ指定の場所にインストールされます。whichコマンドで場所は表示できます。